「小顔」効果、オレの場合

筋トレ生活ジム通いを始めて何年か経ったある夏のコト、知人Aと6〜7年振りに某所でバッタリ。スッカリ体型が変わったオレにビックリした知人Aは、開口一番「久しぶり〜だけど…どうしたの、その体。随分デカくなってない?体重今80キロ位?」。えーと、オレ自身は中肉中背ど真ン中の「平均的な」標準体型なンだと思ってるし、実際スペック的には辛くもメタボに入らない程度だゾ?「いや、嘘でしょ。て事は俺より全然軽いの?」と言う知人Aの体重は75キロ。背丈は知人Aの方が若干高い。「筋トレがんばってんだねー」と感心されたが、オレとしては特にガムバッたつもりもないし、実際マッチョ視点からすればデカいワケでも無く、所謂「カット」もないボンヤリしたショボい限りの体である。にしても「体重80キロ」発言のショックはデカかった。
それから約1年経った頃、別の知人Bと数ヶ月振り位に会った。段々運動量が減りつつあったオレは、ソレに伴い徐々に体重が増え始めてた。「ちょっとデヴッて来ちゃって…」等とボヤくオレに知人Bが一言「そうか〜、じゃあ今80キロ位あるの?」。コ、ココでも80キロ発言?そンなにデヴに見えるのか〜、オレ!「え?いや、腹も出てないしデヴには見えないけど、でも元々体重有ったよね?」ねーYO!まだまだ標準体型の範疇だっつーの。つか、前からそンなに重く思われたのか…。まあ、腹は目立つ程ぢゃナイケド出てるがナッ。「ああそう。服着てると判んないから、良いんじゃない?でも俺より10キロ近く軽いって本当に?そんな風に全然見えないよ。でもデカくなったのはデカくなったよねー。」えーっと…そ、そーなンだ(汗)。ちなみに、この知人Bはオレより5センチ位は背が高い、メタボ若干入った普通体型である。
ンで更にその半年後、別の知人Cとこちらも数ヶ月振りに会った時のコト。体型の話題になり、オレもここントコ体重増えてちゃって〜と話したら、「そういや80キロ位だったっけ、それ超えたの?」と知人C。はああああ?!コ、コ、ココでも80キロ!!!つか、超えてないし、超えてたら今頃まぢにマッチョ体型だっつーの。「いや、充分ガタイ良いと思うけど、違うの?その胸とか筋肉凄くない?薬物でもやったんじゃないの?」や・く・ぶ・つ!キタコレ。プロテインならヤッたコトあるが、コレ、「薬物」ぢゃ、あ〜りませンからっ!つか、「薬物」ヤッててこの程度のプチ太めの「標準体型」留りっつーンぢゃ、オレ、素質無さ過ぎて号泣レヴェルだっつーの。つか、オレ程度で「薬物」級のマッチョ認定って、マッチョのイメージに「温度差」有り過ぎて、もおどおしてイイのかワカラン。「そうなんだー、でも俺より背が高いし、デカいよね。」え、今なンつった?そっちの方が背が高いンだケド?「え?ああ、そうだねえ。う〜ん、何でそんな風に思ってたんだろう…あ、そうか、小顔だからだよ。」えええええ?!
小顔?それが理由か?知人C曰く、オレの顔は日本人にしては小顔なので、相対的に見て体が実際よりデカく見える効果があり、そのために体重が重そうに見え、更には背丈すら高く見えると。そ、それはスゴイッ、謎が解けたっ!って、そ、そーなのか?って、オレッて果たして小顔なのか?
女子の憬れ「小顔」。しかーし、その効果が「背が高く見える」は兎も角、「相対的に体が大きく見える」結果「体重が重く見える」っつーンぢゃ台無しのよーな。あ、コレはオレが「マッチョ体型」な男子だから?って、オレそンなンぢゃナイッつーの。ンでも「これ以上筋肉つけると気持ち悪くなるだけから止めとけ」な〜ンて言う友人もいたなあ。一体「世間」のマッチョ基準ってどーなってンだろ。でも、何だかオレ、このままデヴり続けてリアルに80キロになる悪寒。嗚呼…。