下品とおしゃれとお笑いの狭間

以前書いた例のヨガッちゃうシャンプーCMが、どーしてオレは許容できンのかが、何となく判った。元ネタになったらしい映画は今は昔のラブコメ。それなりにおしゃれな映画と宣伝され、話題になってたと思う。問題のCMが引用したらしい部分は、映画のテーマに沿ったギャグで、下品っつえばそーだケド、素直に笑えるものだった。オレにはこれは全く問題はナイ。
問題のCMはどーか。狙いとしては、ヨガり声でツカミはおっけー、シチュエーションとその展開の不条理感が「笑い」を誘発、商品をユーモラスに印象づけるっつー感じだろう。どーやらヨーロッパ系らしい飛行機内での機内販売とかも海外旅行中でのちょっとイイお買いモンっつー感じにして、ブランド物のDFSを臭わす作り。
これで判るのが、ヨガり声も下品だが、発想の根本が下品っつーコト。なのに、作ってる側はとってもおしゃれな演出のつもり。見せられる方は、セックスの代替行為としてのシャンプーを提案したいンだろーかと思うようなCMなンだケド。オマケに飛行機内トイレでシャンプー、インターコムでヨガり声放送って…。下品な発想、下品な演出。露骨に下品なのに、おしゃれなつもりなのが臭う感じが許容できないンだろーナ。役者をお笑いタレントに入れ替えてCMそのまンまやったら、これがどれくらい「お笑い」としてアホか、よーっく判ると思う。