電車男がプレイボーイに

電車の中吊広告をぼンやり見てたら、ある3文字が目に飛び込ンで来た。「電車男」。はぁ?週刊プレイボーイ7月20日号。「ネットで生まれた純愛物語〈電車男〉は「冬ソナ」なんかより泣ける!」だって。ひゃ〜。ネタがねーンか?な〜ンて思ってたら、その後asahi.comでもネタにされてた。「ダーティーな話題にはこと欠かない。そんな2ちゃんねるが、こともあろうに「純愛物語」の舞台になった。」だって。
http://www.asahi.com/tech/apc/040709.html
どっちもナニげに冬ソナが引き合いに。ナンダカナァ。そーいや、リクルートが新創刊したフリーペーパーR25にも載ってたよーな。みンな同時期。電車男まとめサイトはコレ。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html
オレは、実は電車男登場に「立ち会った」一人だ。2ちゃんねる毒男板は偶にROMるンだケド、無作為に選んだそのスレッドに、その書込はあった。その時は大して気にも留めなかった。しかし暫くしてそのスレッドにまた寄ってみたら、ミョ〜なコトになってた。コレはちょっと面白いゾと、継続してウォッチ開始。ケド、すぐ飽きた。その後、まとめサイトを見て仰天。アノ後あンなコトになったとは。さすが毒男板。「ときめきメモリアル」リアル版に大反応って感じ。この「美談」はブログで評判になって広まった。2ちゃんねる内だけではココまで知られなかったと思う。オレも、まとめサイトを見たキッカケはブログだったし。
しっかし。冬ソナより泣けるって。ムリヤリ。狙いがスケてるって思いかねナイ素っ頓狂さ。冬ソナに感情移入して泣くのって女ぢゃねーの?…後で週刊プレイボーイの記事確認したらOLにも人気だって。マヂで?電車男の「話」自体に感情移入するのって、圧倒的に男だろ。オタクと呼ばれる男達だろ。アノ「熱狂」を支えたのは、一体誰だったンだー!その「熱狂」っぷりを見て、周りがその「熱」に感激したっつーのが、電車男の「美談」の「本体」。そンなの判ってるって?
あー、ドラマ化とか映画化とかすンの、タイヘンだからヤメた方が身のため。この電車男が盛り上がったのは、その「報告」の「リアルタイム性」と、その報告を読む誰もが、自身の「リアリティ」と「願望」とを重ね合わせた上でその「場」に「参加」可能だったとゆーのが理由だ。オマケに「名無し」で参加オーケー。この「名無し」とゆー在り方が感情移入を容易にした。それを「追体験」出来るヒト達がブログとゆーメディアで盛り上げた。ネタが「恋愛」だったのが、広く受け入れられた要因っつーのはあるナ。他にも似たよーな事例はあったりするケド。
例えば、既に2年程前、同様の盛り上がりを見せた一連のスレッドが、2ちゃんねるのオカルト板に存在してた。都内某所のアパートで起こる怪異現象と、その経過をレポートしてイクとゆー趣向。途中でレポートがストップしちゃったのでマヂに心配するヒトも出現。結局「作り話だった」とゆー結論で落ち着いたワケだケド、その「リアル」を共有出来るヒト達は、確かに存在した。
古典的な例は、やっぱコレだろ。「これから手首を切って自殺します」ってヤツ。コレにマヂに反応して大騒ぎ。パソコン通信時代の代物。ま、質が違うとは言え、同種のモノを感じちゃうオレ。「美談」に飢えてンぢゃナイのか?とか書いちゃイケナイかナ。そーいや、冬ソナって「美談」だったっけ?思い切り不倫ネタ。あ、そ。
「美談」と言えば、何だろーネ、あの、曽我ひとみ氏とジェンキンス氏のアレ。TBSもテレビ朝日も生中継ワク確保したのに、一向に「イベント会場」に到着しない曽我氏一行。流れる画像は再会場面を延々リピート。間が持たナイので誰が泣いただの何だのと、延々涙ネタで引っ張る追っかけアナウンサー。それしか報告するコトナイのが図らずも露呈。そンなモンか。ンで、再会のキス、リピート状態でニュース報道。クライマックスもう一度。もーイイってば。それにしても、ジェンキンス氏って耳デカいネ。