超能力だけではもう驚かない

昨夜の日テレスペシャルは「FBI超能力捜査官」特集だった。テレ朝の「TVのチカラ」とどーしても比べてしまう。「TVのチカラ」の、あの落ち着きのなさは、臨場感の演出である。しかしどう考えても出演者が多すぎるし、折角の「専門家」は殆ど「いるだけ」だったりと、ムダが多く、下手っぽいナーと思わされるモノではあるケド。「FBI超能力捜査官」の方は、落ち着き過ぎてて物足りない。司会のみのもんたが妙に生き生きしてるのが笑える程度。このヒトの超能力的中するンです、すンごいです!超能力捜査のお陰で長年会えなかった肉親に会えました。おめでとー!パチパチパチ。そーゆーのを機械的に見せられてるって感じ。も少し考えて構成しなきゃ。超能力ってネタだけじゃ、もーネ、驚かないし。しかもヤラせ臭さすら漂う見せ方の工夫のなさって致命的。オレが見たいのはヤラせ臭いンじゃなくて胡散臭いヤツなンだヨ。上手く説明出来ないケド、ニュアンス判るかナ。
TVのチカラ」をオレがついつい見てしまうのは、あのキョーレツな胡散臭さ故なのだ。公開捜査と称して個人のプライバシーを真贋関係なく皆で突っつき、そこに超能力とゆー大ネタが加わるからイインである。的中するしないは、この際どーでもイイのだ。的中してれば、それはそれで盛り上がるだろーケド、その的中してるかしてないかと判明するまでのプロセスの方が、番組的には重要ではナイのか?その辺の盛り上げ方が「FBI超能力捜査官」はまるでなってナイ。平板過ぎて健全とすら映る演出のせいで中途半端。折角の冒頭の茨城女子大生殺人事件の大ネタも全然盛り上がらない。しかも番組中ダイアナ妃の死の真相とかって何度も煽った揚げ句、番組のどン詰まりで研究本以下の「コメント」。ダメだナー。ダメ。
アレ?何でオレって「健全」なンて書いてンだ?あ、そーか、あのノリって、盛り上げ方に難はあるケド、アメリカ〜ンな通販番組だ。
「今日のオススメは、この超能力者。ココまで当たってスゴインです。」「ポリスマンがいるコトも判っちゃうなンて、すごいネー、ビックリしちゃったヨ、ワハハハハ!」「さあ、あなたもいかがですか〜?」…いらン。
「意識にダイブした(I dived into the conscious)」とゆー「決め台詞」だけだったナ、評価デキるの。オリバー氏に今後も期待。