ヒップホッパー・スティーブ・ライヒ

先日最終回を迎えた「霊感バスガイド事件簿」で使われていて、ビックリした音楽がある。霊現象っぽいシーンになると流れるアレ。スティーブ・ライヒだ!Different Trainsを始め、The Desert Music、Nagoya Marimbas、Electric Counterpoint等。多分ライヒファンのスタッフがいるンだろう。毎回、実に効果的に外しててクラクラした。いや、オレがそー思うだけなのかも知れンケド。
それで、久々にCD引っぱり出してスティーブ・ライヒを聴いた。殆ど衝動買いした「全集」なので、ライヒ作品に付きモノの、作曲者による作品解説がナイのが残念。Different Trains以降の作品から。この作品を最初にを聴いた時の衝撃は忘れられナイ。弦楽四重奏と録音素材による作品なンだケド、サンプリングされたインタビューの話すスピードに合わせてテンポがコロコロ変わる。どーやったらそンなコト出来ンだヨ!スゲー。
コレとカップリングされてるElectric Counterpointはパット・メセニーのために作曲された。CDで聴く前に、この作品をパット・メセニーのライヴ演奏で聴いてたので、特にビックリでもなかった。しかし、後にメセニー以外のヒトが演奏したこの曲を聴いて愕然。全然違う。そのヒトの演奏も悪くはナイ。でも、メセニー、まぢでギター上手!耳から鱗状態。見直しましたヨ、メセニー様。さすがですぅ〜。
The Cave。やっぱりこの作品はライヴで体験しないと面白くない。ライヒの奥様でもあるベリル・コローのビデオをフィーチャーした「ビデオ・オペラ」作品。あー、やっぱThree TalesのCD買おうかナ。DVD付きだし。
City Life。のっけからチェケラ〜連発にのけぞりそーになるヒップホッパー必聴の一曲。都会の暮らしはヒップ・ホップがやっぱしバッドでクール!ってコトかナ。聴きながら、この感じ、何かに似てる感じがして気になった。何だろーと、ぼーっと考えてたら、判った。この感じ、ルロイ・アンダーソンだ。何となく。
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=105615
ココの解説にある、「メインカルチャークラシック音楽)でありながらサブカルチャー(ポピュラー音楽)に届く射程距離を持っているのか、あるいはその逆なのか」とゆー解説は、City Lifeにも当てハマるかも。だってヒップ・ホップってサブカルチャーそのモノだモン。なんつて。
ま、ルロイ・アンダーソンに関しては、その部分は勘違いが入っていると思うケドネ。そーゆー対比で書くのなら「ハイアートでありながらローアートに届く…」の方がまだしもマシ…いや、ハッキリ書いとこ。ルロイ・アンダーソンの音楽はセミ・クラシックとかライト・クラシックとか呼ばれたりするから誤解したンだろーケド、彼の音楽はボストン・ポップス・オーケストラのために書かれたモノが多い。つまり、最初から「ポピュラー音楽」以外のナニモノでもナイ。ンでもって、堂々とメインカルチャーの音楽であって、サブカルチャーの音楽ではナイ。以下、オフィシャル・サイト。イキナリ音楽鳴るので注意。
http://www.leroy-anderson.com/
話を戻す。で、実際。ライヒのキャリアの起点って、そのコミュニティに関係した素材を使った作品なので、テーマをそこに絞ったンだろーネ。元祖ヒップ・ホッパーが、こンなトコロに。リスペクトだYO!チェケラ〜!
http://www.stevereich.com/