ジャパニーズは仰天プライス

新幹線の切符が取れなかったと言って、アメリカ人は今日も東京にいる。また特製ディナーを作るつもりなのかと思ったら、「でも材料ないし。メキシコ風牛肉作ろうかと思ってたけど。」やっぱ鶏、豚と来たら次は牛か。牛肉も3パック1000円で売ってンのか?
「さっきビックリしたよ。」と、渋谷にあるDEAN & DELUCAにイッたコトを話し始める。「何であんなに高いの?サラダ100g950円って凄過ぎない?NYだったら1パウンド分の値段だよ。ジャパニーズは相変わらずクレイジーだ。」まーねー。「何でNYの5〜6倍の値段するの?暴利過ぎ。」抗議してヤルとか言い出すかと思ったケド、そこまでの関心はない様子。そンなンで、DEAN & DELUCAの前を通りがかったので値段をチェック。オレはどーせ高いだけだろーと思ってたから見たコトもなかった。「あはは、TVディナーだ。」ショーケースの奥の方に並んだソレは、大体950円〜1000円とゆーTVディナーに似つかわしくない値段。ま、ホカ弁の値段から考えたら、妥当なのかもナ。「高いよね。」「うン。」サンドイッチも650円〜700円位。NYの値段のほぼ倍までイカナイ気はするケド、やっぱ高め。第一、DEAN & DELUCAって、そンなに高級って路線ぢゃナイと思ってたケド。映画「ハンニバル」で、ラストシーンにDEAN & DELUCAの「お弁当」が出て来て、一流好みのレクター博士にしちゃー安っぽい趣味とか思ってズッコケたのを思い出す。それとも、やっぱそーゆー路線?
「それに、これ見てよ。」と、薄い和食のクック・ブックを2冊見せる。これは各国の料理を扱ったシリーズだ。「同じシリーズの他の本は400円で売ってるのに、日本のだけ500円なんだ。100円も高いってどういうこと?」そりゃー腑に落ちンよナ。「ワッカラナ〜イ。」アメリカ人は首を横に振り、「同じ本がタイだったら200円位だよ。どうしてこンなことになるの?」そりゃ物価が違うからだろ。だったらタイで買って来いヨ。ま、和食クック・ブックだけ高いのって、それがジャパニーズ・プライスっつーコトかも。
ちなみに、この本の版元はシンガポール。Periplusとゆーシリーズで、既に100種類以上と宣伝されてる。この和食を取り上げた本には、カレーライスも和食として載っている。お好み焼きをPANCAKEと紹介してるのには笑った。そーだネ、確かにパンケーキの一種だヨ。
…さすがに100g950円はベラボーなので、後で確認した。DEAN & DELUCAのサラダは100g475円だった。つーコトは、200g分買ったのか?ン〜…。
http://www.tokyu-dept.co.jp/norengai/shop/s/s1/
http://www.deandeluca.com/