ビルのスキマに咲き誇る花火

隅田川花火大会にイク。高速道路高架下に場所を確保して、花火打上開始時刻まで、そこで待機するのが毎年恒例になってしまった。ココは花火観賞には最悪で、第一会場と第二会場との二ヶ所から上がる花火のどちらも見られナイ。見えるのは煙だけ。近隣の建物から眺めるのでなければ、絶好の花火観賞ポイントを見つけるのは難しい。花火が見渡せる隅田川に架かる橋はどっちも一度封鎖され、花火打上開始後に警官に先導されて橋を歩きながら花火観賞とゆーのが、無難な選択だ。
見たトコロ、今回は例年以上に見物客が多い。女性の浴衣姿が去年より目立つ。浅草に向かう電車の中で、ライバル意識ムキ出しで浴衣姿の女性を睨み付けてた、やっぱり浴衣姿の女性を見かけたナ。男性も浴衣を着る人達が増えたよーだ。そーいや、お揃いの浴衣を着た仲の良さそーな男性二名も見かけたナ。あー、そこの外国のお方、浴衣にリュックはちとキツいモンがあるヨ。と思ったら連れの日本人も浴衣にリュック。あー、そのハデ〜なスポーツシューズ、浴衣に合ってナイ。花火が始まるまで時間がタップリあるンでファッション・チェック。キャベツしか入ってナイ焼きそば500円也を頬張りながら。
花火が始まり、橋の袂に移動。見ると警官が去年より多い。毎年計画した通りに「管理」デキナイから増員して「計画遂行」に臨むとゆー感じか。しっかし、全員そーではナインだケド、高圧的な警官がいたりすンのって、やっぱ不愉快だナァ。ま、イライラすンのは判る。でも今にも発砲されそーな気がするよーな態度ってどーヨ?今年は橋沿いの両端にロープが張られ、そこで警官が見物客の乱れを監視及び矯正するのを容易にしよーとしてるみたい。まー、警察の悲痛な「怒号」を前後左右から浴びせられながら橋をゆ〜っくり歩いて「きゃーきゃー」と花火観賞に興じるオレ達。ン〜、なンかスゲー。
橋を渡りきってしまい、ぢゃあもー一回と「迂回路」を通って橋の袂に戻ろーとしたら、ある場所に異様な人集りがあって通れナイ。ある背の低い建物に向かって殆ど真っ直ぐ並んでいる。建物の方を見ると、背の高い建物に挟まった、その背の低い建物の屋根の上に大輪の花火が咲き誇っていた。そーいや、去年もこの辺で花火観賞した気がする。最早、この背の低い建物前がメジャーな花火観賞ポイントになってるとゆーことか。ココでこンなに人集りがあった記憶がナイ気がする。いや、あったかナ?それで、毎年思うコトを今年も思う。もー、隅田川は花火大会に向いた場所ぢゃあナイと。浅草ですら「伝統」が肩身狭そにビルのスキマに存在する街だと。
そーいや、高速道路高架下のフェンスには「花火禁止」とゆー看板だってあるンだった。