楽天の社長が髭を剃ったワケ

楽天の社長の髭がなくなってた。以前、髭を蓄えた姿を見て、野心家っぽい彼らしーと思ってた。で、今度は髭を剃って野球球団獲得に名乗りを上げたワケだ。「古風」なヒト達ばかりな協会に好印象を持ってもらうためだろーネ。やっぱそのためには「反体制」を連想させる髭はまずかろーと。ライブドアの社長は髭こそ蓄えてないケド、服装が一貫してカジュアル路線。カジュアルっつってもカジュアルなスーツぢゃなくてTシャツにチノパンな方向で。これぢゃ「反体制」どころか「部外者」っぽくて「古風」なヒト達には理解不能だろー。球団獲得は本気かも知れナイケド、「戦略」を間違えてると思う。楽天の社長は、スーツ姿の髭の青年(つっても、実は中年な年齢らしーケド)が社長ってーのが、何つーか「新風」って雰囲気を醸してたンだケド。で、この「新しさ」って髭がポイントだったンぢゃないかナ。でも、髭がなくなっちゃったら、野心はあるンだろーケド、平凡な青年に逆戻りって感じ。つまり、髭がある種の「毒」のシンボルとして機能してたと思うンだよネ。この髭を剃って「古風」なヒト達にアピールか。「私は安全ですよ」って。「あなた達の仲間ですよ」って。本人はどー思ってのコトか知らンケド、オレにはそー映るワケで。
所謂スーツ族なサラリーマンの世界で髭が否定され続けてたのって、結局「古風」な伝統故で、その伝統を壊さないよーに髭は禁じられてたンぢゃナイかと思う。見かけに於いても差異を極力排除するとゆー伝統。髭を蓄えると「エラソー」に見えると言われちゃうコトがあるケド、それは、平均的な労働力を求められる「職場」に於いて髭を蓄える行為は、自分は他の労働力とは違うとゆー表明に近いと思われてたンぢゃなかろーか。今ぢゃ、髭を蓄える(それとか髪を染めるとか伸ばすとかする)サラリーマンな方々は増加する一方な感じがするワケだケド、これは、このミョ〜な伝統が消えゆく兆候だと思うので、イイコトなンぢゃナイかと思う。但し、スーツは着たまンまで。スーツは「属性」を示す最重要ポイントだから外せナイよネ。「企業戦士」っつー「属性」。オレたちゃ戦士だぁーって。戦死しナイでネ。
さて、サラリーマンのステータスとも言えるスーツだケド、コレ、元々作業服だったって知ってるヒト、何人いるンだか。「古風」なヒト達って、そーゆーの知らなそー。高級作業服着てふンぞり返り、それによって労働力を誇示してるヒト達。そこへTシャツにチノパンで闖入って…それって自宅で着る「普段着」そのまンまで仕事してるって思われちゃうヨ。しかも「属性」を示すモノがどこにもナイとくる。ライブドア社長には、彼なりのTPOがあるらしーケド、それぢゃあ「基準」が違い過ぎて労働力測定不能
球団獲得を巡るライブドアVS楽天の構図って、オレには、何かそーンな風に見えたりして。実状はどーだか知らンし、実際どーでもイインだケド。オレは普段着に髭推奨かナ。それで「古風」なヒト達に挑んで欲しい。