B級ショックムービー良品「SAW」

ちょっと話題のSAWを、友人と観に行った。東京国際ファンタスティック映画祭で上映されたバージョンからグロ描写をカットして上映とか。えええええ!でもまあ、ラストのサプライズあ〜ンど後味の悪さがウリの、ミステリ風味サイコホラーらしいので、まーいーかと思いつつ、映画館に並ぶ。
で、結論。オモシロかったヨ。まー、ハッキリ言って「意外な犯人」とかってあンまし言わナイ方がエエと思う。サプライズを期待させた方が観客動員を見込めンだろーケド。意外性を狙うンだったら、オレならコイツを犯人にするナ、しかもギャグでっつー予想が見事に当たっちまって拍子抜け。とほほ。そンな陳腐な。しかも、その正体がアノ人?もしかして、あンた、アフォ?ヤーメーテークーレー。一緒に行った友人は苦笑してたゾ。ミステリファン、中でもメィニアな部類に入る方々が観たら怒るゾ。なンぢゃ、そのオチは〜って。それに、幾らミスリードのためとはいえ、不可解な演出が加わってるから、ミステリとしての説得力に疑問符付くヨ。それ以前に、粗の多い脚本、演出なンだケド、ま、この映画はミステリ的要素がある位に捉えて楽しむのがエエだろーナ。つーか、そもそも「推理」な部分は希薄か。絶賛するには、オレ的にはアタマを捻っちゃう部分が多々あるケド、ショックムービーとしては様々なアイデアが楽しい作品。このテの映画を「楽しい」っつっちゃうオレもオレだナ(苦笑)。何かCUBEとSe7enを足して割ったよーな作品っつー風評もあるよーだケド、オレからすると、全然そーンなコトはナイ。テイストとして近いのは、あの「エルム街の悪夢」って気がする。気がするだけだ、ウン。
まー、でも、ホント、B級の良品を観賞したって気分。DVD発売されたら、それにはグロシーンとか特典付くンだろーか。メイキングあるかナ。
しっかし、イラクで発見されたアノ方と思しき死体、3体目も「人違い」ってナンだってンだろ。この混乱って…。「お題目」だけで、その実、目的は単に「外国人」誘拐殺害ってゆーテロチンピラに振り回されちゃってるナ。アレがヤツらの自己主張。サイテーサイアク。でも「テロには屈しない」ンだネ。テロっつーか、その行為の裏にある筈のイデオロギーは、既に「偽装」の部類なンだろーと推測する。その只の鬱憤晴らしを正当化しよーってゆー姑息さしか、オレはもー感じナイ。日本人っつーか、イラクにいる外国人っぽいヒト全員標的にし始めるンぢゃねーか?そーまでさせるのってナニ?